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大人のハロウィン講談。

この日、地元愛知県の財団法人主催で講談話をお聴きしました。
実は東京でのサラリーマン時代、月に1回は浅草演芸場や上野の鈴本演芸場、新宿末広亭、池袋演芸場に足しげく通って寄席を楽しんでいました。
学生時代も時々寄席に足を運んでいました。
好きなんですね、こういった芸の世界・・・。
寄席はご存じの様にほとんどが落語が中心です。
その合間に色物と呼びますが漫才や、コント、奇術、曲芸や講談などが入ったりします。
東京では何せ芸人さんが多いものですから一人当たりの持ち時間は10分から15分ぐらいが相場です。
1日寄席にいると数多くの芸人さんの芸に触れる事が可能です。
但し一人の芸人さんの話をじっくりと聞くという感覚はありません。


今回の講談は2名の講談師がたっぷりと話を聞かせてくれるというところが興味津々でした。
講談の世界は最近になって神田伯山さんが人気になっていますね。
通常神田一門、田辺一門、一龍齋一門、宝井一門辺りが一般的です。

今回の講談師は田辺銀冶(女性です)さんと、神田山緑さんのお二人での講演でした。
10月という事もあってハロウィン講談、それは理解できますが、どういうわけかテーマが怪談話でございました。
ちょうどNHKの朝ドラで「ばけばけ」が10月から始まっています。
小泉八雲の奥様がモデルのドラマで、小泉八雲と言えば怪談話が主流となりますが、タイムリーと言えばタイムリーでしょうか。

お二人ともにさすがでした。
じっくりとお聞きするとなかなか講談もいいものだという感じになってきます。
会場に来られていた皆さんの殆どが講談話が初めてという人ばかりでしたが、おそらく皆さん方魅了されたのではないでしょうか。
会場内が薄暗い灯りがともされて、恐怖の一夜になるのではという感じの音の演出もあり・・・楽しい時間を過ごさせて頂きました。

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