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10.222025
時間は重要な資源…大切に。
映画館へよく足を運びます。
好きな映画の為ですから苦になるはずがありません。
最近も過去3度観た映画にもかかわらずついついまた観たくなって好きな映画を鑑賞してきました。
世界の黒澤、黒沢明監督『7人の侍』です、かつてより音響が良くなっている感じがしました。
何と3時間半近くの長い上映時間(途中10分休憩あり)の映画なのですが、見ごたえもあるし、新たな感動もありました。
1954年の作品ですから70年前、海外での評価も高く、この映画をモデルにした『荒野の7人』も生まれました。(この映画もよかったですね)
長い上映時間の映画ですが、気持ちよく鑑賞できるのは映画の魅力に尽きると言ってもいいでしょう。


かつてサラリーマン時代、上司の長い時間を使った会議にうんざりする事がありました。
振り返れば随分と常識知らずだったとも思えますが、会議の席で上司に申し上げました。
よくもまあそんな勇気があったものですが、「大変に、大変に生意気な事を申し上げますが、お聞きくだされば幸いです」と前置きして・・・。
「人間の緊張が続く時間は2時間が限度と聞きます。会議の時間を最長2時間としたらどうでしょうか」
「会議をして業績が向上するものであれば大いにするべきでしょうが、長い会議が生産性のアップに繫がるとはとても思えません・・・。」
朝早くから夕方まで延々と継続する会議にはうんざりもしていました。
「会議とはみんなが会して議論すると申します。会議の参加者が時間内に1回は発言するようにしたらいかがでしょう」「全員参加型の会議が望ましいのでは・・・」
上司一人が話を続ける、また会議で発言する人が決まっている会議にもまた疑問がありました。
しばらくして社内に通達がありました。
「今後会議は2時間以内とする、あらかじめ必要な事項は書類にして配布しておく、会議の参加者は最低1回は発言するように・・・」
失礼ながら上司の懐の太さに感服しました。
いい事業所に配属された、いい上司に恵まれたとの思いがありました。
仕事への意欲も上がっていったように振り返ります。(業績の向上も伴いました)
その後、自分自身が議長となって会議を主催する立場になりました。
会議は2時間以内、参加者の発言の義務は遵守してもらうようにしました。
そこで一番重要視したのは時間の重要性、時間は何より大切な資源であるという事です。

仕事で多くの企業さんと接点を持たせて頂いています。
「岡目八目」と言いますが、社外の人間には客観性を伴った目があります。(よく企業の姿が見えます)
業績の良い企業さんは決まって時間を重要視しています。
そこには「無理・無駄・斑」をなくして、能率を高めて生産性を向上させていこうという姿勢が明確にあります。
裏返せば時間を大事にすれば業績アップになっていくという事も言えると思います。
限りある物=時間。
年齢を重ねる事でさらに鮮明に時間の重要性、流れが理解できます。
大切になさって頂きたいものです。

