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9.202026
変化してきた住宅業界

つい先日の住宅産業新聞に思わず目が留まりました。
大和ハウス工業の記事です。「新築は需要見極めエリア限定」となっていました。
つまりは今後の展開として需要の無いエリアに対しては供給する事を辞めるという事になります。
過去来、住宅業界は地域密着産業だと考えてきました。
積水ハウス時代、全国のマーケティング副委員長を任せられていた経験もあります。
いかにして地域になじみ、地域を制するかを大きな課題として真摯に取り組んできました。
つまりは需要は作っていくものという考えもありました。
営業マン時代、地域の工務店さんと競合すると積水ハウスは確かに価格が高かったように振り返ります。
それでも何とか手が届く範囲で順調に受注が出来ていました。
最近の大手住宅メーカーの住宅坪単価は驚くような金額になっています。
住宅の質が過去来と比較して大きく改善されてきてよくなってきた事実があり、建築部材や人件費が上昇してきた現実もあります。
ただそれにしても坪単価150万円近くとなると、土地から考えていく顧客にとってはもはや住まいは夢のまた夢、やむを得ずマンションや、中古住宅へと視点を変えていく方々も多い事でしょう。
積水ハウスは賃貸住宅においても高級路線となってきています。
受注する物件の殆どが億単位、低層住宅は姿を消し中層住宅、高層住宅が主流です。
契約受注の金額も億単位がもはや当たり前です。
何か庶民の感覚から外れて言ったいる感じがしてなりません。
そして今回の大和ハウス工業、利益優先で顧客目線からはずれてきている感覚です。
確かに住宅業界のメインの仕事のターゲットは富裕層です。
とはいうものの何か住宅が一般ユーザーから離れていく感覚がしてなりません。
住宅業界に身を置いて50年以上の現在の私の何か寂しさを感じる部分でもあります。
