住宅コンサルタント ㈱CAP 家づくり コンサルタントメニュー「住宅構造の違いを知ろう 」
6.住宅構造の違いを知ろう
構造の種類は3つ
構造の種類は大きく分けて3つあります。現在は各構造に対し様々な工法が用いられ、各ハウスメーカーで創意工夫がされています。
下にそれぞれの構造の特徴をまとめてみました。
■木造
メリット
・木材の材質によるが、一般的に鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べ建築費用が安く抑えられる
・断熱性が高い
・吸湿性能が高い
・2×4工法(ツーバイフォー)などがあり、耐震性にも信頼がおける
デメリット
・法定耐用年数は22年で、他に比べ短め
・シロアリ被害が起こりやすく、木材の腐朽などもあり定期的なメンテナンスを要する
・職人の技術により品質が左右される
・壁や柱が多くなる傾向
■鉄骨造
メリット
・壁の位置など間取りを自由に設計しやすい
・鉄骨は完全に工場で製作され、誰がやっても品質が維持できる
・軽量鉄骨造の場合は、プレハブ工法などで短期間で建てられる
・法定耐用年数は軽量鉄骨造の場合19年、重量鉄骨造の場合は34年
デメリット
・軽量鉄骨造は、耐火性が低い(熱、錆に弱い)
■鉄筋コンクリート造(RC造)
メリット
・設計の自由度も高い。
・断熱性や気密性がとても高く遮音性能も他の構造と比べてとても高い。
・地震に強く、倒壊しにくい構造
・法定耐用年数は47年
デメリット
・放湿性が悪く、湿気や結露が溜まりやすい
・建築費用が高い
いかがでしたか?
それぞれの構造に一長一短の特徴があります。特徴を捉えておけば、ハウスメーカー選びもしやすくなると思います。